供花・供物(きょうか・くもつ)にかかる費用の目安と、その内訳を整理しました。相場は¥15,000 〜 ¥30,000です。何にいくらかかるのかを把握してから検討を始めるための記事です。
供花・供物の基本情報
| 分類 | 香典・返礼 |
|---|---|
| 読み方 | きょうか・くもつ |
| 費用の目安 | ¥15,000 〜 ¥30,000 |
| 時期・タイミング | 通夜前まで |
| 含まれるもの | 花代、名札 |
費用の目安
供花・供物の費用は¥15,000 〜 ¥30,000が目安です。下限と上限で15,000円の開きがあります。この差は主に、依頼先や地域の慣習によって生じます。
この金額に含まれるのは花代、名札です。見積書を受け取ったら、これらが含まれているかを一項目ずつ確認してください。含まれていない項目は追加費用になります。
同じ分類のなかでの位置づけ
香典・返礼に分類される7項目を費用の中央値で並べると、供花・供物は5番目に位置します。もっとも費用を抑えられるのは香典(職場関係)(¥3,000 〜 ¥10,000)、もっとも高額になるのは香典(親)(¥30,000 〜 ¥100,000)です。予算から逆算して選択肢を絞る場合の参考にしてください。
特徴
祭壇に供える花や果物。一基あたりの価格で、一対(二基)で贈ることもあります。
注意点
葬儀社によって取り扱いが決まっていることが多く、外部からの持ち込みは断られる場合があります。
予算別に見た目安
供花・供物の費用は¥15,000 〜 ¥30,000と幅があります。予算をどこに置くかで選べる内容が変わるため、3つの水準に分けて整理します。
| 予算の水準 | 金額 | 内容の目安 |
|---|---|---|
| 下限に近い予算 | ¥15,000 | 内容を最小限に絞って組んだ場合の金額です |
| 標準的な予算 | ¥22,500 | 一般的に選ばれる構成での金額です |
| 上限に近い予算 | ¥30,000 | 内容を充実させた場合の金額です |
予算を¥15,000より下に抑えたい場合、同じ香典・返礼のなかでは香典(職場関係)(¥3,000 〜 ¥10,000)、香典(友人・知人)(¥5,000 〜 ¥10,000)が候補になります。
逆に¥30,000以上をかけられる場合は、香典(兄弟姉妹)(¥30,000 〜 ¥50,000)、香典(親)(¥30,000 〜 ¥100,000)も選択肢に入ります。
金額だけで決めず、その予算で何が含まれるのかを見積書で確認してください。同じ金額でも、含まれる項目は事業者によって異なります。
費用に幅が出る理由
供花・供物の費用は、下限と上限で約2.0倍、金額にして15,000円の差があります。同じ名前の項目でもこれだけ変わるのは、次の要素が金額を動かすためです。
- 故人との関係の近さ
- 自身の年齢(年齢が上がるほど相場も上がります)
- 地域の慣習
- 会食に参加するかどうか
- 複数名の連名にするかどうか
見積もりを比べるときは、総額だけを見ても判断できません。上の要素それぞれについてどの水準で見積もられているのかを確認すると、金額差の理由がわかります。
見積書で確認する項目
供花・供物の費用に含まれるのは花代、名札です。見積書を受け取ったら、次の項目が入っているか、それぞれ数量と単価が明記されているかを確認してください。
| 確認する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 花代 | 基数と種類。追加注文の単価 |
| 名札 | 数量と単価が書かれているか。「一式」表記だけになっていないか |
「一式」とまとめられている項目は、後から内容を確認できません。金額の大きい項目ほど内訳を出してもらってください。追加費用が発生する条件も、契約前に書面で確認しておくと安心です。
香典・返礼の費用を一覧で比べる
香典・返礼に分類される7項目を、費用の安い順に並べました。供花・供物との差額もあわせて示します。
| 項目 | 費用の目安 | 供花・供物との差 |
|---|---|---|
| 香典(職場関係) | ¥3,000 〜 ¥10,000 | -16,000円 |
| 香典(友人・知人) | ¥5,000 〜 ¥10,000 | -15,000円 |
| 香典(祖父母) | ¥10,000 〜 ¥30,000 | -2,500円 |
| 香典(おじ・おば) | ¥10,000 〜 ¥30,000 | -2,500円 |
| 供花・供物 | ¥15,000 〜 ¥30,000 | — |
| 香典(兄弟姉妹) | ¥30,000 〜 ¥50,000 | +17,500円 |
| 香典(親) | ¥30,000 〜 ¥100,000 | +42,500円 |
差額の大きい項目に切り替えると総額は大きく変わります。ただし内容も変わるため、金額だけでなく何が含まれるのかをあわせて比べてください。
支払いのしかた
香典は受付で袱紗から出して渡します。新札は避け、やむを得ず新札を使う場合は一度折り目をつけます。香典返しは四十九日の忌明け後に、いただいた額の3分の1から半額を目安に返すのが一般的です。
公的な給付と税の扱い
香典に税金はかかりません。社会通念上相当な額であれば贈与税の対象外です。ただし会社が支出する場合の扱いは、その会社の経理規程によります。
費用を抑える方法
供花・供物は¥15,000 〜 ¥30,000と幅があります。上限と下限の差は15,000円。この差を埋める余地がどこにあるのかを、具体的に見ていきます。
相場から外れた額を包まない
多すぎる香典は相手に返礼の負担をかけます。関係と年齢に見合った額が適切です。
当日返しを活用する
後日の発送費用と手間を省けます。高額の香典をいただいた方にだけ、後日追加で返す形が一般的です。
カタログギフトを使う
品選びの手間が省け、幅広い相手に対応できます。
挨拶状をまとめて手配する
個別に作るより、葬儀社やギフト店でまとめて頼むほうが単価が下がります。
すべてを実行する必要はありません。事情に合うものから取り入れてください。削れないところを無理に削ると、あとで後悔することになります。
地域や条件で変わるところ
香典の相場は地域差があります。近畿では通夜と告別式の両方に参列しても香典は1回という地域が多く、関東では別に扱う地域もあります。香典返しの時期と割合も土地によって異なります。迷う場合は同じ地域の親族に確認してください。
このページに載せている¥15,000 〜 ¥30,000という金額も、全国の平均的な水準を示したものです。お住まいの地域では上下することを前提に見てください。
よくある質問
供花・供物の費用はいくらくらいですか?
¥15,000 〜 ¥30,000が目安です。この金額には花代、名札が含まれるのが一般的です。地域・時期・依頼先によって幅があります。
供花・供物はいつ行いますか?
通夜前までが目安です。葬儀社によって取り扱いが決まっていることが多く、外部からの持ち込みは断られる場合があります。
供花・供物で気をつけることは何ですか?
葬儀社によって取り扱いが決まっていることが多く、外部からの持ち込みは断られる場合があります。
香典・返礼のなかでは費用は高いほうですか?
香典・返礼に分類される7項目を費用の中央値で並べると、供花・供物は5番目です。もっとも安いのは香典(職場関係)(¥3,000 〜 ¥10,000)、もっとも高いのは香典(親)(¥30,000 〜 ¥100,000)です。
この項目のまとめ
- 費用の目安は¥15,000 〜 ¥30,000
- 時期は通夜前まで
最後にもう一度。葬儀社によって取り扱いが決まっていることが多く、外部からの持ち込みは断られる場合があります。
香典・返礼の関連項目
- 香典(親)(¥30,000 〜 ¥100,000)
- 香典(兄弟姉妹)(¥30,000 〜 ¥50,000)
- 香典(祖父母)(¥10,000 〜 ¥30,000)
- 香典(おじ・おば)(¥10,000 〜 ¥30,000)
- 香典(職場関係)(¥3,000 〜 ¥10,000)
- 香典(友人・知人)(¥5,000 〜 ¥10,000)
※ 掲載している費用は一般的な目安であり、地域・宗派・依頼先・時期によって大きく変動します。実際の金額は必ず複数の事業者から見積もりを取得してご確認ください。制度・手続きの要件は改正されることがあるため、最新の情報は自治体および所管の公的機関の公表内容をご確認ください。